年始最初の釣行は上げ3分、豊川河口周辺にて。
年末最後の釣行を終えて数時間後。
釣場に着くと見慣れた車を確認。
私が準備していると、先ほどの車から爺さんが降りてくる。
今年の11月ぐらいに釣場で知り合った爺さんで、エサ釣り師。
ここでしばし談笑タイム。
開口一番は新年の挨拶かと思いつつ近付くと、街灯に照らされた爺さんの顔には悪い笑顔が浮かんでいた。
その顔を見て、私は思わず笑ってしまった。
そしてお互いの口からほぼ当時に出た挨拶は、「正月ぐらい釣りしないで休め、釣りバカ」。
爺さんの言葉使いは多少違ったかもしれないが、ほぼ同じ意味だったと思う。
打ち合わせなく。
同時に。
即興劇で当意即妙という言葉が使われるがあるが、正にそれ。
分かり易く言うと、アドリブ。
息のあった掛け合いができる不思議な爺さん。
爺さんは強風が弱まるタイミングで竿を出すつもりだそう。
魚の回遊状況確認がてら、先に釣りしといてとのこと。
準備を終えて釣り座に立つと風速6mぐらいか。
シンペン、ミノーでざっと探るが反応なし。
水の流れはあるが、風で押されている感じ。
上潮が効いていないので、しばし潮待ち。
爺さんと談笑をと思ったが、話が長引いて時合を逃す未来が見えたので、このまま待機。
目当てのブレイクに潮目が出た所で釣りを再開。
ルアーは最近調子の良いTKLM120。
立ち位置の関係上ダウンクロスになるポイント。
バイトが乗りづらくなるので、ティップから伸びるラインの張り具合を調整しながらのリーリング。
再開後数投で出たバイトは乗らず。
浅瀬から深みに走る潮がヨレた辺り。
立ち位置とラインの張り具合を再調整していると、コンとバイト。
ティップがグングンと踊る。
今度は乗ったようでフッキング。
時折エラ洗いをしつつスルスル上がって来たのは50cmのフッコサイズ。
新年初の釣行でノーバイトを避けられて何より。
今年の釣行も実りある年になることを祈りつつリリース。
その後に同じサイズを1本追加し、乗せられなかった1バイトを得たところで潮が弛む。
先ほどの爺さんも私の釣果が気になったのか、釣り場に出てきていた。
場所を譲ってくれたことを感謝しつつ釣り座をバトンタッチ。
釣りきれなかった1本を含めて釣果報告。
爺さんの電気ウキの釣りも見ておきたかったが、連日の疲れもあって寝そうな状態。
この日は爺さんに残りの魚を任して納竿。
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