2023 豊川シーバス 産卵戻り その3 ランカーシーバス

シーバス

前回記事の釣行を終えた数時間後。

スマホのアラームに起こされ、眠い目をこすりながらコーヒーを飲み干して自宅を出る。

そして、車内で気づく。

起きた時のアラームは何度目かのスヌーズだったことに。

最近目覚まし時計で起きられないのは、寒さのせいだと思い込んだ。

そんな体の衰えを直視できない哀れな男の直近の問題は、どこで釣りをするか。

お目当ての釣場の時合は到着と同時に終えてしまう。

今の潮位ならどこが良いか、アレコレ考えながら、豊川河口を目指す。

過去の経験と今の潮位を照らし合わせながら、とある釣り場へ。

天候は風速2~3mと多少吹く雨。

そう雨です。

寒さで体はきついけど、これからの時期に比べれば我慢出来ないことはない。

さて、秋以降の雨はシーバスが釣れづらくなると言われている。

水温が下がってシーバスの動きが鈍り、積極的にベイトを追わないから。

確かにそう感じることは多いが、状況によりけりか。

低水温期の満月時期において、雨はマイナスにならず、プラマイ0だと個人的には思っている。

そのトンデモ理論はこんな感じ。

満月の夜は視界が良くなって、魚系ベイトは外敵から逃げやすく、動きが鈍るシーバスは捕食しづらくなる。

一方月明りのない夜は視界が悪くなって、動きが鈍るシーバスでも待ち伏せで捕食し易い。

その為、月明りで捕食量が減った腹ペコシーバスにとって、満月時期に現れる曇りや雨は数少ない捕食チャンスとなる。

こんなカラクリで活性が上がる個体がいると思っている。

まあ、それっぽいことを「~する個体もいる」と言えば、大概何でも言えちゃうんだけどね(笑)

そんな都合の良い考えのもと、上げ5分ぐらいの豊川河口にて釣行開始。

川の流れは逆流してしっかり流れている。

下げからの雨だったが濁りはなし。

入水して水深50cmでも遠くの街灯の光で、底が良く見える程のクリアな水。

ルアーはTKLM120。

ブレイクの向こうにアップで着水させて、ターンの位置をずらしながら探る。

5投目ほどでバコッとヒット。

フッキングと同時にゴリ巻き。

このポイントは杭が無数に設置されているので、油断していると巻かれてしまうから。

そしてやっぱり杭に巻かれ、魚をバラす。

引きの感覚からは60UPか。

幸いルアーは回収できた。

PEに傷が入ったかもしれないので、いくらか詰めてリーダーを結び直す。

その後、ルアーローテするも反応はなし。

手を温めがてら少し場を休ませる。

目当ての場所に潮目が薄っすら出た頃にキャスト再開。

ルアーは先ほどヒットしたTKLM120。

潮目を長く引いてこられるよう、自分の立ち位置から30度ぐらいアップから流す。

着水後はウェイトを戻して、寒さで早く巻いてしまわないよう、意識的に極力ゆっくり巻く。

潮目がハッキリしてきた3投目。

ルアーが潮目を抜け、ターンに入るタイミング。

バクっと特大の捕食音が響き、水面が爆発。

渾身のフッキングを叩き込んでファイト開始。

ロッドに伝わる重量感から良形を確信。

エラ洗いを利用しつつ、見えない杭に巻かれないことを祈りながらゴリ巻き。

杭がない所まで寄せられたら、ドラグを緩めてランディング態勢へ。

追加の魚を刺激しないよう、ライトは使わない。

暗闇の中で、魚が口を中々開けてくれず、少し手間取ったが、何とかフィッシュグリップでキャッチ。

良さげな魚だったので、陸に上がって写真撮影。

サイズは83cm。

既にブレイクについていたのか、潮目と一緒に回遊してきたのか。

どちらか分からないが潮目が出たタイミングで活性が上がり、上のレンジに出たって感じか。

どちらにせよ、おったなー、という感じ。

これで産卵戻りのランカーサイズも回遊と確認。

これからの釣行に期待膨らむ1本。

リリース後に追加を狙うも、活性が下がったのか下のレンジでバイト1回。

流れも緩んだので場所変えしたが不発。

日が昇ったので終了。

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