前回記事の釣行を終えた数時間後。
スマホのアラームに起こされ、眠い目をこすりながらコーヒーを飲み干して自宅を出る。
そして、車内で気づく。
起きた時のアラームは何度目かのスヌーズだったことに。
最近目覚まし時計で起きられないのは、寒さのせいだと思い込んだ。
そんな体の衰えを直視できない哀れな男の直近の問題は、どこで釣りをするか。
お目当ての釣場の時合は到着と同時に終えてしまう。
今の潮位ならどこが良いか、アレコレ考えながら、豊川河口を目指す。
過去の経験と今の潮位を照らし合わせながら、とある釣り場へ。
天候は風速2~3mと多少吹く雨。
そう雨です。
寒さで体はきついけど、これからの時期に比べれば我慢出来ないことはない。
さて、秋以降の雨はシーバスが釣れづらくなると言われている。
水温が下がってシーバスの動きが鈍り、積極的にベイトを追わないから。
確かにそう感じることは多いが、状況によりけりか。
低水温期の満月時期において、雨はマイナスにならず、プラマイ0だと個人的には思っている。
そのトンデモ理論はこんな感じ。
満月の夜は視界が良くなって、魚系ベイトは外敵から逃げやすく、動きが鈍るシーバスは捕食しづらくなる。
一方月明りのない夜は視界が悪くなって、動きが鈍るシーバスでも待ち伏せで捕食し易い。
その為、月明りで捕食量が減った腹ペコシーバスにとって、満月時期に現れる曇りや雨は数少ない捕食チャンスとなる。
こんなカラクリで活性が上がる個体がいると思っている。
まあ、それっぽいことを「~する個体もいる」と言えば、大概何でも言えちゃうんだけどね(笑)
そんな都合の良い考えのもと、上げ5分ぐらいの豊川河口にて釣行開始。
川の流れは逆流してしっかり流れている。
下げからの雨だったが濁りはなし。
入水して水深50cmでも遠くの街灯の光で、底が良く見える程のクリアな水。
ルアーはTKLM120。
ブレイクの向こうにアップで着水させて、ターンの位置をずらしながら探る。
5投目ほどでバコッとヒット。
フッキングと同時にゴリ巻き。
このポイントは杭が無数に設置されているので、油断していると巻かれてしまうから。
そしてやっぱり杭に巻かれ、魚をバラす。
引きの感覚からは60UPか。
幸いルアーは回収できた。
PEに傷が入ったかもしれないので、いくらか詰めてリーダーを結び直す。
その後、ルアーローテするも反応はなし。
手を温めがてら少し場を休ませる。
目当ての場所に潮目が薄っすら出た頃にキャスト再開。
ルアーは先ほどヒットしたTKLM120。
潮目を長く引いてこられるよう、自分の立ち位置から30度ぐらいアップから流す。
着水後はウェイトを戻して、寒さで早く巻いてしまわないよう、意識的に極力ゆっくり巻く。
潮目がハッキリしてきた3投目。
ルアーが潮目を抜け、ターンに入るタイミング。
バクっと特大の捕食音が響き、水面が爆発。
渾身のフッキングを叩き込んでファイト開始。
ロッドに伝わる重量感から良形を確信。
エラ洗いを利用しつつ、見えない杭に巻かれないことを祈りながらゴリ巻き。
杭がない所まで寄せられたら、ドラグを緩めてランディング態勢へ。
追加の魚を刺激しないよう、ライトは使わない。
暗闇の中で、魚が口を中々開けてくれず、少し手間取ったが、何とかフィッシュグリップでキャッチ。
良さげな魚だったので、陸に上がって写真撮影。
サイズは83cm。
既にブレイクについていたのか、潮目と一緒に回遊してきたのか。
どちらか分からないが潮目が出たタイミングで活性が上がり、上のレンジに出たって感じか。
どちらにせよ、おったなー、という感じ。
これで産卵戻りのランカーサイズも回遊と確認。
これからの釣行に期待膨らむ1本。
リリース後に追加を狙うも、活性が下がったのか下のレンジでバイト1回。
流れも緩んだので場所変えしたが不発。
日が昇ったので終了。
コメント