近況記録と初夏の豊川リバーシーバス

シーバス

久々の更新。

ブログの存在を忘れていた訳でなく、単純にこれと言った発見や釣果がなかっただけ。

5月以降の状況

前回の記事である5月以降は豊川周辺ではフッコクラスが2週に1匹釣れるぐらい。

いずれも釣れるタイミングは溶存酸素濃度が高くなったタイミング。

三河湾の観測ブイから溶存酸素などの水質情報が得られるので、そちらを参考にしている。

目安としては海面から水深9mまでの溶存酸素濃度が100%前後、9mよりは下は50%ぐらい。    

このタイミングだと豊川に入る当歳魚のイナッコの接岸量が多くなるイメージ。

(ちなみに浜名湖に行くとぼちぼち釣っているので、この時期の狙い方は外れてないと思っている。。。多分笑)

中々釣果が上がらない豊川をメインで釣りをしているのは、釣れる・釣れない状況の判断材料を探る為。

と言うといかにも釣り人っぽいが、単純に見切る基準が自分の中で確立出来てない未熟者なだけ。

ぱっと見で釣れないだろう雰囲気でも、シーバスと判断できるボイルがあったり、フロントフックがリーダーを拾って戻ってくるバイトがあったり。

つまりはこの時期の経験が圧倒的に足りてない感じ。

でもだからこそ新鮮で、キャッチ出来ていなくても、楽しめている。

7月の豊川の状況

7月に入ってから三河湾奥は貧酸素水が本格的に悪さをしだして、魚の死骸が流れてくることが多くなってきた。

7月16日直近の豊川の状況は、ベイトも少なく、良いサイズのチヌ、ボラ、シーバスの死骸がそれなりに流れ着いている。

その中には死んで間もないであろうスズキクラスの死骸が紛れていること。

この時期に三河湾にスズキクラスがいることと判断して良いか。

さて、貧酸素水を嫌って魚が釣れにくくなると思われるが、その魚はどこへ行くか。

単純に考えて、悪い潮の影響のない水域だろう。

青潮が発生したら、大きくエリア移動もしくは、その影響を受けない河川の中上流域に魚が逃げ込む、とよく言われていることからも間違いないか。

知識として頭に入っているが、実際に経験したことがないから、本当に魚が入るのか。

それを確かめたいと思い、最近は豊川で海水の影響がない・少ないポイントで釣りをしている。

(貧酸素水が溜まっている三河湾を通って、豊川にシーバスがくるのか?という疑問もある。

だが、低酸素や貧酸素水は基本ボトムから7mぐらいが多く、海面から5mは溶存酸素濃度が70%以上ある(観測ブイを見ている感じ)。

その為、湾外から豊川までシーバスが入ってこられる水路は残っていると考えている。)

幸いなことに豊川は、その河川における海水遡上を扱った論文がある。

「河川汽水域への海水浸入後経過時間および 海水残留時間の数値解析による評価」

天野邦彦、大沼克弘、遠藤希実

論文は、過去の経験に当てはめると、ほぼ間違いないだろうという内容なので、それを参考に釣り場選択している。

7月17日 

大潮 満潮18:48

そんなこんなで下げのタイミングで釣場に到着。

水面には小鮎の存在を伺わせる波紋を確認。

(帰り際に水際をライトで確認すると5~7㎝ぐらいを確認。)

ナマズと思しき捕食音はバコバコ聞こえるが、そちらは一旦無視。

浅瀬から淵に水が流れ込む、いかにもシーバスがいますという場所を、ミノーで攻めてみるが反応なし。

1級ポイントは一旦保留にして、ルアーを変えながら周辺をランガンするも反応はなし。

水の流れが一層強くなるタイミングで、最初の1級ポイントに戻る。

ルアーはコモモSF85。

アップにキャストして浅瀬にルアーが着水。

ルアーの頭が下流に向くのを待ってからリトリーブを開始。

淵には上流から下流へ真っすぐ降りてくるイメージでルアーを流し込む。

巻き速度は2秒に1回転(1回転94㎝)。

淵に入るぐらいでターンに差し掛かり、巻き速度を3秒に1回転に落として、ルアーの向きが変わり始めたあたりでボシュっと捕食音。

久々の良い重みを感じてからのフッキング。

川の流れに乗らせまいと魚をゴリ巻きで寄せて無事キャッチ。

サイズは手尺で60後半は固い(もしかしたら70あったかも。メジャーを忘れてしまった。)。

蘇生時に綺麗な魚体を堪能してリリース。

追加を狙って、ルアー交換や立ち位置をずらしていくと可愛いサイズは追加できたものの、スズキクラスはなし。

ナマズの捕食音もなくなり、フィッシュイーターの気配がなくなった所で終了。

今回の釣行では綺麗な銀ピカな魚体やフッコクラスも混じる群れを確認できたことから、回遊シーバスが河川を遡ってきたと判断できるだろうか。

先週まで魚の反応がなかったポイントなので、悪い潮を嫌って、海水の影響がない所に入ってきたと言えるだろうか。

悪い潮が入る時は川の上流側ポイントを攻めるというのは、魚の遡上限界地点を仮定して釣り場選択すると、魚の回遊ポイントが絞り易いのかもしれない。

7月22

中潮 満潮21:07

この日も豊川の釣り。

21時頃から中流域をランガンする釣行だが、この日は下流域で花火大会?が行われており、その音で魚が入ってこないのではと思っていた。

が、シーバスは掛けることができたものの、ランディング態勢に入る前のエラ洗いでフックオフ。

アワセが甘かったと反省。

ライトに照らされた魚体から居つきっぽくない色だったので、シーバスは花火があがる前の明るい時間に中流域へ入り込んでいたのか。

花火が打ちあがる日の立ち回りに活用できるか?

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